1実技編

�@ 必要に応じて医療関係者に連絡します。
�A 後片づけ=バケツや洗面器などの用具は、洗ってもとの位置に戻します。
�B タオルなどは家族に相談し、必要に応じて洗濯します。

2.介護のポイントと留意点

�@ 体調の良いときは、週に1〜2回洗います。
�A 利用者は疲れやすいので、体調に応じて清拭と別の日に行うことも考えます。
�B 洗髪が最も効果的ですが、洗えない場合は・ドライシャンプーやアルコールを薄めたもので清拭します。
　 その時々の身体の状態や環境に応じて、本人と相談しながら決めましょう。
�C 空腹時または満腹時はさけ、日中の暖かいときに行います。
�D かゆみも取れるよう、頭皮は指の腹でマッサージするように洗います。
�E 目にシャンプー液やお湯がかかるときは、可能な場合は本人にタオルなどで目を押さえてもらいます。
�F お湯は途中で足りなくならないように多めに用意します。
�G お湯は利用者の頭にかける前に、介護者の手で湯温を確かめます。

◆介護ケリーパッド（洗髪器)のつくり方◆

ベッドやふとんの上で寝たまま洗髪する場合はケリーパッドが必需品です。
バスタオルを芯にしてビニール袋で巻いたり、
新聞紙またはタオルを芯にしてバスタオルで巻いてもつくれます。
あるものを工夫し、使いごこちを確認しながらつくってみましょう。

3、ベッド上で寝たままの洗髪

（1)使用物品と準備

�@ 枕をはずし、頭を手前に寄せ、身体を斜めにします。
�A ひざの下に枕か座ぶとんを当てます。
�B 頭の周辺にビニールとバスタオルを敷き,肩の下に枕を入れて頭を下げます。
�C 首にタオルを巻き、頭の下にケリーパッドを入れます。
�D バケツのなかにケリーパッドの先端を入れます。
�E 綿球で耳栓をし、額に細く折ったタオルを当てます。

6.ドライシャンプーで

(1)使用物品
蒸しタオル4〜5枚、乾いたタオル、バスタオル、ヘアブラシ、ドライシャンプー剤、ドライヤー(必要時)

(2)　手　順
�@ 頭の下にバスタオルを敷きます。
�A 地肌まで温まるように熱い蒸しタオルで頭を包み、マッサージしてブラッシングします。
�B ドライシャンプー剤を地肌にすり込むようにしてシャンプーします。
�C 熱い蒸しタオルで数回、地肌と髪の汚れをよくふき取ります。
�D 乾いたタオルでよくふき、必要であればドライヤーで乾かし、ヘアブラシで整えます。